2012年6月19日火曜日

「テレビの大罪」




テレビも、一面的な報道ばっかりして、大衆ウケしそうなコメンテーターばっかり・・・とか思ってた私。
この本では、著者がテレビ局にコメントを求められたときの話もありますが、当たり障りのない、それどころか、テレビ局の筋書きにあうコメントを要望されてたり。「やっぱり・・・」という感想。
「中卒の人にでもわかるように話してください」とか、視聴者バカにしてるのか?とか思う。

やはり、あまりまじめに見るものじゃないな、と改めて思いますが、だからといって、新聞、週刊誌、Webの情報を集めればいいかというと、それも違う。

3.11の時。

身内がまさに被災地に住んでいて、連絡も取れなくなっていました。
地震そのものの情報含めて、テレビ、Web、新聞に常に目を通していました。

幸い、その身内とはしばらくして連絡が取れましたが、そうして複数の情報を集めていたとき感じたのは、「どの情報源も、100%正確な情報を伝えてはくれない」という、当たり前と言えば、当たり前のこと。

テレビは、センセーショナルな被災地の被災地、原発の映像を、それも同じものを、何回も流す。
私として(そして同じ境遇の多くの人が)知りたかった、避難所の避難者の名前を書いた掲示板は全然移さない。
同じ映像とコメント、どうでもいいよ。

新聞も、政府への文句ばかり。自分の意見は少ない(テレビよりは多かったけど)。
「この日経平均の低下が、世界の日本の政治への不信感を示している」とか書いてたと思う。うろおぼえだけど。
関係ないだろ。

Webは、いろんな異なる意見が多すぎて、且つ、明らかなデマも混じってて。
「今は情報の裏をとってる暇がないからそのまま流す」とかTwitterしてるジャーナリスト(だったかな?)なんかもいたっけ。
それ、自分の役割放棄してるだけだから。

どの媒体も、それぞれの事情と、性格があるから、結局のところ、複数のソースを利用して、自分で考え、判断するしかない。
幸いWeb使えば、たくさんの情報・事実にアクセスできる。たとえば政治家の発言の全文や、原発の仕組み、放射線の影響まで、複数のソースの情報、それはマスコミ、大学、政府広報、海外メディア、専門家などなど。

新聞・テレビ以外のニュースソースがあるという点で、本当にいい時代だなと思う。

というわけで、「テレビはウソばっかり。見てるとバカになる」なんて一面的に観ないで、情報のOne of themとして、正確な情報収集と判断をしていかなければな、と・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿